スキャナー機能も備わっているCanonのMP990は優秀なプリンターですが、Mac OSで使用する場合、OSのバージョンアップによって純正ドライバーでは使えなくなってしまいます。
以前はMacのプレビューというアプリケーションから読み込めたのですが、Mac OSがバージョンアップしてから使えなくなりました。純正だとCanon側がアプリケーションのバージョンアップするしかありませんが、生産終了したモデルですので、メーカーが対応してくることは期待できません。
買い替える以外の手段
プリンターを買い替える。という選択肢もあるのですが、現役で活躍してくれる以上、代替ドライバー(ソフトウェア)を探す。という手段を私は取りました。
つまり、この記事を書いている時点のMac OSはVenture13.5(ベンチュラ)。とある方法でスキャナー機能も使えています。
海外ソフトに頼ることになりますが、「NAPS2」というソフトウェアを使用します。
信頼性のあるCanonのプリンターだけに、海外でも利用されています。数年前のプリンターは機能とコストパフォーマンスに優れているためか、海外製のドライバーも見つかります。(動くかどうかは別として・・・)
さて、こちらのサイトでNAPS2はダウンロードできます。
https://www.naps2.com/
オープンソースのソフトウェアということで無料で使うことが可能。これをどうするかというと。。。
ダウンロードとセッティング
ダウンロードしてファイルを展開するとこのような画面が立ち上がります。
プリンターの電源を立ち上げた状態で、右上の矢印ボタンを押すと、
プリンターが出てきます。もちろん、WIFIで繋がっていることが条件。
このままスキャンすると私の場合、ドライバーが壊れている。というエラーメッセージが出てしまいました。これはAppleのドライバーを使用しているためです。
Appleのドライバーでは悲しいかな動かないので、プロファイルからドライバーの変更をします。
右上の3本線からプロファイルの画面を立ち上げます。
<img src=”https://mac-enjoy.com/wp-content/uploads/2023/12/NAPS2_3line.jpeg” alt=”NAPS2 プロファイル設定” width=”100%
そして、編集ボタンを押します。
そこで表示される画面で「Apple Driver」と「SANEドライバー」のどちらかを選択できるので、「SANEドライバー」を選択。そしてOKボタンを押します。
これでスキャンをすれば無事動作します。プリンタ電源起動時の最初のスキャンは時間がかかるかもしれせんが、待ちましょう。
iPhoneを使用しているなら、スキャナーの代替案として、メモアプリのスキャン機能を使用する。という方法もありますが、MP990のような古いプリンターは新機種よりも使えるので、メーカーで対応して欲しいですね。
コメント